【不妊治療】卵管造影検査体験記

2017年11月20日

こんばんは、1まるです。

不妊治療でわりと初期の関門だと思われます。卵管造影検査。
先日終えてきましたので、いちまる的感想を備忘録として置いておきます。

初めてここにたどり着いた方、きっと、卵管造影検査を控えた人かと思います。痛いって聞くけど、どのくらい痛いんだろうか…不安でいっぱいですよね。
私がどのような感じだったかを体験記として記しておきます。
ご存知かとも思いますが、卵管造影に関しては、痛みの感じ方は千差万別。その人の状態によってや、その他諸々の状況によって違いますので、参考程度にご覧ください。

1、卵管造影検査のタイミング

一般的に、卵管造影は生理終了後〜排卵前の期間に行うものらしく、だいたい生理周期7日目〜10日目の4日間と言うピンポイントで行うそうです。私は生理周期が最近短かったので、早めの生理8日目に予約を入れました。

※余談ですが、私の通っている婦人科では、先生が何人もいらして、たまたま検査の前々回に担当した医師に、

「じゃあ次回は生理が来ないで妊娠が成立したらいいのですが、もし来てしまったら生理3日目にホルモン値を図る検査をしますので、生理3日目にいらしてください。そのときに卵管造影も入れときましょう!」

という言い方をされ、

(え、生理3日目に卵管造影すんの?!結構な出血ある時ですけども?!)

と非常に不安でした。もちろん帰宅後ネットを漁り、調べたら、やはりそんな出血があるときに造影剤なんぞ流さないとの事。
不安だったので、結局翌日病院に電話して確認しました。
別の担当医から、「卵管造影のための予約を取るだけ」であり、その日に検査はしないと言う旨を教えていただき、心底落ち着いた、と言う記憶がありました。
ただでさえ不安な検査。そんな勘違いするような言い方しないで欲しいものですね。

さて。不妊治療を初めて進めていくうちに、生理周期によっていつ来てください、と言う事が頻発していました。
だいたい毎週通っていたのですが、生理が来て3日目のホルモン値の検査が、私の周期の検査的にはラストだったので、その時に、「では次回は卵管造影検査になりますね、予約を取りましょう」、と言う感じで勧められました。

2、卵管造影検査の予約

予約は、別の血液検査の時に入れました。ただ日付だけ指定して終了なのかと思いきや、卵管造影検査というのは、ちゃんとした検査になるらしく、事前の説明と、前日や当日にしないといけない事、また、してはいけない事、など、詳しく説明を受けました。
そうですね、胃カメラや、大腸内視鏡の予約を取った時の事前説明を受けるというイメージでしょうか。
私の病院では、
・午前中の検査の場合、前日の夜から3日間毎晩、抗生物質の薬を服用する。
・当日の朝ごはんは食べてはいけない。
・検査の3時間前からは、水分も禁止。うがいだけはしても良い。
・当日は長めのスカート着用(もしくは持参)をしてくる事。
・当日には大切な予定を入れない事(体調が悪くなって回復しない人もいるみたいです。)
という事を説明されました。

卵管造影検査、いやだーいやだー嫌だーヤダヤダーコワイヨーコワイヨーと呪文のようにつぶやき続けて夫を嫌な気分にさせていた私でしたが、この事前説明を聞いてからは、ぱったり呪文はやめ、すんなり受け入れられました。
なぜかって、胃カメラや大腸内視鏡、人間ドックを経験しているからですかね。
あぁ、そういう検査なんだ、っていう心構えができたという感じでしょうか。
ちなみに、なぜ飲食の制限があるのかと聞いたら、嘔吐による器官逆流という二次被害を防ぐためだという事でした。
痛くて迷走神経が働いたり、気分が悪くなったりする人もいるそうです。
そう聞くと怖いですが、激しい痛みって気持ち悪くなりますからね。人体の正常な反応だとは思います。
それ防止のために飲食禁止にしているので、万全を期していますので大丈夫です。吐くものないから。

3、卵管造影検査の前日

特に気をつけていたことはありません。抗生物質の薬の服用を忘れないようにすることくらいでしょうか。あとは、翌日の検査に備えて早めに眠るように心がけ、身支度をするくらいでしょうか。
当日の朝は3時間前には水分を取れなくなってしまうので、3時間以上前に起床するように気をつけて眠りました。

4、卵管造影検査の当日、〜病院に出かけるまで

検査の3時間前になるまで、チビチビと水分と取り続けました。そして、喉が乾かないように、タラタラと行動をし、あまりエネルギーを使わないように気をつけました。
私は病院まで自転車で行くので、(特に禁止されていませんでしたが、下腹部に痛みが出るのは間違いないので、あまりオススメはしませんね…^^;)それもタラタラとゆっくりこいで行きました。
ミディ丈のスカートに、レギンスを履いてのファッションで挑みました。自転車なので、スカートだけだとね、心許ないのです。レギンスは病院で脱ぎました。

今期はミディ丈のスカート流行ってましたからね、ぴったりでした。

5、卵管造影検査前処置

ここの病院では、というか、おそらくほとんどの病院ではそうだと思うのですが、前処置と造影検査をする場所が別です。
造影検査は、レントゲン検査になるので、レントゲン検査室なのですが、造影剤を流すための管を子宮まで入れておかないといけないので、その処置は婦人科のあの椅子があるお部屋でします。
子宮に管を通して置くだけならまだいいのですが、そのままだとすぐ落ちてきたり、動いてしまったりして危険なので、管を子宮に入れたら、子宮内でバルーンを膨らませて固定するそうです。
管を入れるときは平気でしたが、このバルーンが膨らんだとき、痛かったです。圧がかかるので…
そして、股から出ている管をヨウジョウテープみたいなもので太ももに貼って固定します。
※貼ってくれた看護師さんがちょっと気が利かなくて、テープが取れてしまって、その事を伝えたのですが、その粘着力が下がったテープのまままたググッと貼られるだけで変えてくれず、結局外れるので、スカートの外から太もものテープの管ごと抑えながら移動しましたよね…いやぁ、辛かった・・・
他の看護師さんたちはとても優しくしてくれて、気分悪くないですかー、大丈夫でしたらゆっくり起き上がりますよーなどと声をかけてくれ、ゆるりゆらりと移動しました。
痛いのはバルーンが膨らんだ時だけで、しばらくすると引いていきました。でも、違和感はありますよね。なんか子宮まで異物が入っているんですもの。

私はこのとき、すでに痛かったので、もうナーバスです。なんでこの検査をしないといけないんだろうとか、なんで私が受けないといけないんだろうとか、そもそも健康なのになんで検査なんてしないといけないんだとか、もうネガティブになりまくりました。

6、卵管造影検査本番

レントゲン室に入り、管の上から履いていたスカートとパンツを脱ぎ(これがきつい)、検査着に着替えました。パンツは看護師が検査終了後すぐに持ってきてくれるため、一番上に置いていてくださいと支持されました。
ここの病院では、ナプキンも支給してくれました。(造影剤や血液がしばらく出てしまうそうです。ナプキンの支給はあるところないところがあるみたいなので、もし不安だったらナプキンを持っていくと安心です。)
そして、レントゲン台に横になります。足を広げて婦人科の医師を待ちます。
その間ずっと看護師さんたちが寄り添ってくれていて、とても心強かったです。

そして、いざ医師が来て、始めまーす、造影剤流しますよー、

そう言っているうちに激しい痛みが襲って来ました。でも痛いからと言って動いてはいけません。管が子宮内を傷つけたり、レントゲンにもうまく写らなくなってしまいます。
痛い痛い痛いと声に出しましたが、10秒もしないうちにその激痛は治りました。
その間ずっと、看護師さんが呼吸の指導をしてくれていたおかげで、落ち着いて耐えられることができました。
流し終えた後、レントゲンの撮影が始まります。(たしか。。痛くてうろ覚えかもしれません)
そして取った後、器具や管などもその場で取りました。
医師はそれで帰っていき、あとは数分後にまた撮影があり、それで終了とのことで、レントゲン台にしばらく横になっていました。その間もずっと看護師さんが寄り添ってくれました。
終わったことへの安堵で、この辺はあまり記憶がありません^^;

7、卵管造影検査あと処置

数分後、立って撮影もあるそうで、立つときにパンツを履いてくださいとのことだったので、ナプキンをつけてパンツを履き、立ったまま今度は撮影となりました。
それで終了して着替えをし、レントゲン室を後にしました。
婦人科のお部屋で、モニターを見ながら検査結果を聞きました。
医師の感触的に、右に流すときに少し流しにくさがあったけども、問題なく写っているので、この検査によって卵管が通ったのかもしれませんね、とのことでした。
ゴールデン期間突入です。
排卵まではまだだというのと、2、3日は出血も痛みもあるのと、抗生物質飲んでいるのとあるので、タイミングは取れませんが(というより私が無理。子宮痛い。)この周期からタイミングをとってもいいと言われました。

8、卵管造影検査の費用

子宮内感染予防のための抗生物質、3日分620円、検査代4820円。でした。保険適用内です。

9、卵管造影検査を終えた当日

子宮に鈍い痛みがありました。そこまで耐えられないものではないですが、検査後の痛みだと思います。
耐えられないほどの痛み、激痛、発熱などがあった場合は、子宮内感染をしているということだったので、すぐに病院に連絡して来院してください、との事でした。

そして、この日の夜に激しい腹痛に見舞われたのですが、お腹下したので、下痢の痛みだったのだと思います。発熱なかったしね。不安でしたけど、結局のところそうでした。
ストレスだったんでしょうね〜。解放されてお腹にきてしまったのでしょう。

10、卵管造影検査を終えて〜5日後

人によりけりなのですが、私は5日後くらいまで、鈍い痛みと、茶オリというか、軽い出血のようなものはありました。5日後くらいに排卵チェックの検査をしたところ、まだまだという感じだったので、出血や痛みは、排卵痛ではなく、検査によるものでしょう、とのことでした。
ひどくなければ気にすることではないそうです。

終わりに

とてもとても不安な検査ですが、終わればゴールデン期間に突入する大事な検査なので、お医者さんにオススメされた方は、怖がらずに受けてみることをオススメします。
ちなみに私はほとんど忘れかけています笑
喉元過ぎれば熱さ忘れる、大丈夫です。病院でのちゃんとした検査なのですから。