【第3話】「隣の家族は青く見える」不妊治療中の人が見て思うこと【ドラマ感想】

2018年3月7日

こんにちは、いちまるねっと1まるです。

不妊治療も本格化してきました。
深刻さも、精神的、身体的辛さも出て来る場面がいくつも見受けられましたね。

はじめに

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現在不妊治療中の私が、このドラマを見ての感想を綴っていきたいと思います。
不妊治療中の記事に関してはこちらをどうぞ。

いちまるねっと|不妊治療カテゴリー

不妊治療に関しては、まだまだひよっこで、こんなところで躓いているの?これから先は長いわよ?と多くの先輩方に言われてしまいそうですが、これもまたひとつのケースと思って見ていただけたらと思います。

  • 1まるの不妊治療歴
    ・約1年避妊せずに妊娠に至らない
    ・夫も私も一通りの検査済みで、お互いに特段異常なし
    ・現在は卵管造影後のゴールデン期間中でタイミング療法中
    ・もうすぐ30代半ばに差しかかろうとしている

そして、不妊をテーマとしつつ、他の複雑な環境が絡み合っているドラマなので、不妊とは関係ないドラマの内容も紐解く、というテイストもあります。

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第3話のあらすじ

隣の家族は青く見える〜第3話〜 | ストーリー – フジテレビ

 奈々(深田恭子)は、朔(北村匠海)と渉(眞島秀和)がキスしているところを目撃してしまう。朔は、奈々に渉との関係を打ち明け、ゲイであることを他人に公表していない渉のために、誰にも言わないでほしいと頼む。一方、事情を知らない大器(松山ケンイチ)は、何かと奈々に接近してくる朔のことが気になって仕方ない。

亮司(平山浩行)は、元妻が急死したため、息子の亮太(和田庵)に会いに名古屋へ行っていたことをちひろ(高橋メアリージュン)に話す。亮司は、亮太を引き取ってこの家で一緒に暮らしたい、とちひろに告げるが……。

最後のタイミング法に臨む奈々は、レディースクリニックの医師・片岡(伊藤かずえ)のもとを訪ねる。そこで片岡は、奈々に、クロミッドという誘発剤を勧める。

大器は、コンペに出した企画が評価され、本社の土地開発部門が進めているアウトレットモールの開発プロジェクトに参加することになる。大器は、奈々からもアイデアをもらい、早速企画書をまとめる。一方、不妊治療を始めてから情緒不安気味の奈々だったが、妊娠した可能性があることに気付く。

そんな折、義母の聡子(高畑淳子)は、薬局で妊娠検査薬を購入しようとしている奈々を見かけ、大器と奈々が子作りしていると知り大喜びで……。

感想

今回は不妊治療にかなりクローズアップした回な印象を受けました。

・費用
・人との接し方
・少しずつステップアップする治療内容
・精神的、身体的にかかる負担

大きく分けたらそういったところでしょうか。
では、ひとつずつ見ていきましょう。

費用

ドラマでは、なんと9万以上かかっていましたね。え、ほんとに?うそでしょ?というのが不妊治療を保険適用内でおこなった私が思った感想でした。
周期的にいって、だいたい3ヶ月くらいというところでしょうか。
録画していたドラマの家計簿のシーンをスマホ写真で撮ったので、ちょっと見てみましょうか。

クリニックでの診察代が7回で約32,050円

※約と記載したのは、下が見切れてしまって読み取れなかったためです。。。
サプリメント代が6,080円

ですね。病院代を除く代金(妊娠しやすい体にするための行動や、知識教養のための関連費)が61,922円となります。
セリフで全部保険適用内でこの金額なんだよ、とか言ってて、そしてこの9万越えの金額が出て、えぇぇぇぇえ、こんなに病院によって違うのー?!私なんかしてないのあったーーー?!
って思ったので、今改めて見て安心しました。

私は開始から3ヶ月くらいですと、だいたい20,000〜25,000円というところだと思います。
フーナーテストしていないので。
ちなみに私の不妊治療にかかった詳しい検査と初期費用に関してブログを書いています。よかったらのぞいていってください。
不妊治療を始めての約1ヶ月を費用やら検査やらまとめて表にしてみました

そして、今回、なにぃ?!と思ったセリフがこれ。

東京都の不妊治療の助成金に関して

です。平成29年10月から施行された、とのお話。35歳未満じゃないと適用にならないんだ〜と深キョンは残念そう。
助成金など、色々調べていたはずだった私にとっては、え、そんなんあったん?となりました。
そして詳しく調べてみることに。
おそらく、こちらのサイトの事を言っていました。
不妊検査等助成事業を開始|東京都
※東京都のサイトが開きます。

一部抜粋してみました。

これによると、平成29年4月1日以降に検査開始をし、開始から1年以内にかかった費用とありました。
そして、人工授精まで対象でした。
いつの間にこんな制度が、と思いましたが、公表は7月となっていたので、見逃してしまっていたようです。
私たち夫婦は適用となります。ドラマありがとう。本当にありがとうございます。
必要書類などは上記サイト内に記載されていましたので、そちらをご参照ください。
人工授精までのステップアップ、費用の面での負担が軽減されるんであれあば、早めにステップアップしようかしら…^^;
東京都での施行なので、他の地域はまだ適用外なのでしょう。ですが、国や各市町村の自治体の助成金もあるようですので、色々と調べてみるといいと思います。

女性の年齢が35歳未満という点、やはり、35歳以上は数値的に厳しいという事なのでしょう。
今は芸能人などで、40代でも授かった!なんて大々的に伝えているので、まだ大丈夫、なんて思う人も多いかもしれません。いや、それは人それぞれなのでなんとも言えないのも現状なのでしょうが、平均的な数値で見れば、妊娠の確率が下がるのは35歳からなのは変わらぬ事実であるということを、だれもが念頭に置いておかないといけないと思います。
もちろん、将来的に子どもを望む人なら、ですけどね!

なぜ私が30代に差し掛かった頃から不妊を意識し始めたのか。焦り始めたのか。
それは30代だったからに他なりません。妊活を解禁して1周期目ですでに怪しみ始めました。
え、基礎体温はもう3〜4年測っていてだいたい排卵予測できるしタイミング的にバッチリなはずなのになんでできなかったんだ?と。
まだこのころは妊娠の確率を把握していなかったんですね〜。1回の確率では20%以下であるということ。年齢が若いほど確率は高いということ。それで

むむむ、これは一度検査に踏み切った方がよいのでは?と。(気が早い)

20代でも1年妊活してできないなら検査をおすすめ。というのを私は不妊治療の関連の書籍で読みました。雑誌やネットとかでなくて。ちゃんと医師の監修や出版社の校正が入ったものを読みたかったんです。じゃないとこういうのは惑わされるから。
迷信を信じたり、藁にもすがる思いになってしまいそうな分野だからこそ、ちゃんとした知識や数値を知りたかったんです。
ちなみに私が読んだ本はこちらです。 (Amazonのサイトへとびます。)
不妊治療を考えたら読む本 科学でわかる「妊娠への近道」 (ブルーバックス)


ちょっと長くなりましたが、不妊治療の費用と、助成金に関しての詳しいシーンが今回にあり、とてもためになる回でした!

さて、次です。

人との接し方

不妊治療をしていることを公にしていないので、ダイエット中だから禁酒してるとか、仕事のシフトを減らしたいとか、学科に回して欲しいとか、風邪気味だから〜とかごまかしていましたよね。
そうなんです、これ、どこまで公にしていけばいいのか。。。
あれほど近い関係にあるご近所さんというか、4世帯住宅なら、もう公表しちゃうかなーと思いました。私なら。

ある程度親しい友人には言ってるし、自分の親にもガンガン言っています。
「医者にいつが排卵予定日だからいついつ行為してくださいとか指示されるんだよ〜」とかね。私は全然言える仲なので。父親には直接は言ってませんけど笑
私の母は、授かりものだからねぇ、こればかりは〜ていうか子どもができるってすごいことなんだね、お母さん全然知らなかったわ、という感じで、今の医療に感心しているようです。そして急かすこともせず、とくになんとも言いません。マイペースというか。
夫の両親ですが、夫の弟夫婦が私たちの後に結婚して、先に赤ちゃんができたのでとてもドラマと似ています、デキ婚ではないですが。だからなのか、夫の両親は私たちには一切子どもの話はしてきません。夫がむしろ「子どもができたら〜」という話をするくらい。
そこはドラマとは真逆で、気を遣ってくれているんだろうなぁと。
まぁ、全然言ってもいいんですけどねぇ。どちらの問題も無かったので。治療なう、みたいなノリで…笑
ドラマ後半、ちひろ(高橋メアリージュン)には言いましたね。妊娠検査薬見つかっちゃって。
その方が楽な気がするんですが、それはその人の性格にもよるでしょうから、なんとも。
ドラマ内のちひろはとっても聡明で理解ある女性でした。ぶつかったときに謝らなかったのはいけすかんと思ってましたけどね!笑 よかったね!

少しずつステップアップする治療内容

黄体期を維持させる為というか、排卵がある人でもより効果を期待するため、クロミッドという薬を勧められましたね。飲むと副作用も出ていたようです。ストレスヨクナイ。
私は特に勧められていません。不妊専門の病院なら効果を出したいのでわりと早い段階で出すのかもしれませんね。わりと不妊治療関連のネット(個人ブログで使用してますという人)なり雑誌なりで目にしていました。
妊娠したかも?!って、生理が遅れていて、3日経って、当てはまる当てはまる、つわりの症状?!って深キョンのシーン。あれねー、きっとあるあるーーー!!と思った方もいらっしゃるんじゃないでしょうか。私も最初の頃はホントよく思っていて、いちいち「妊娠超初期症状」とかで検索かけてましたねぇ・・・

やっばい、どれもあてはまんよーktkrwwww

ってなってましたねー。思い込みってすごい。

私の場合は、PMS(月経前症候群)が昔から結構強く症状があるので、全く異性とかとの交友がない時点でもホント妊娠の初期症状っぽいわ〜wって母親に言われていたくらいなので、ぶっちゃけわからないんだと思います。どっちの症状なのか。いや、妊娠したことないからもちろんわからないんですけど。
妊娠超初期症状って、本当PMSの症状のほとんどが当てはまるので、もう基礎体温をアテにするしかないというか、生理が遅れていたら予定日の1週間後に妊娠検査薬をするしかないというか…。着床時期くらいから飲酒しないようにとか、寒くしないようにとか、人混み避けるとか、生活には気をつけますが、それ以外は特に気をつけていません。
食事はなんというか、不健康そうなものは避けていますけど、そこまでこだわったりは今の所していません。というのも、一時期こだわりすぎてなんか辛くなってしまったので吹っ切れてしまったと言うか・・・^^;

精神的、身体的にかかる負担

これは、少し前に書いたことにも繋がるのですが、ドラマでは、深キョンが義妹の初めての胎動に心から喜べなかったということを告白するシーンがありました。
松山ケンイチは、「そういう状況で心から喜べるのは、お人好しを通り越して、バカだよ」と慰めます。でも深キョンが「ならバカのほうがいい」と涙します。
いやー、深キョンいい演技しますね。泣けちゃいました。
辛い状況にあるとそうですよね、うん。だって副作用で倒れちゃったりして、体にも負担かかってて・・・
私はいわゆる「バカ」なんでしょうねww全然喜べます。義妹が赤ちゃんできた時は、喜びよりも先に驚きがきましたけど笑
赤ちゃんはかわいいし、とくに殺伐とした感情も出てきません。ここまで気にしないのはちょっと心臓に毛が生えすぎなのかな〜とかも思いますけどね!!
私というよりも、先に夫の方がやられそうです。ウチは。私の方が年上なのにw
生理きた、と報告するたび、ものすごく落ち込みます。夫が。
焦りもして、なんでこんなに頑張ってるのにできないんだろう、とネガティブになります。夫が。
だから私はそのことに関しては絶対謝らないようにしています。

ごめんなさい、今回もダメでした、、、

とか私が報告した日にゃあね、立ち上がれないほど悲しみそうなんでね!\( ˆoˆ )/
予告しときます。生理前ってなんかわかるんですよね、あ、これくるわ、みたいな感じ。
下腹部痛いー、腰痛いー、気持ち悪いしめまいしたからこれたぶん明日には生理来る感じだわー
とか言ってます。ちょっとずつ期待感を下げておくのも大きなショックにならないかなと。
ま、あんま考えず体調そのまま吐き出してるだけってのもありますけどね笑

ストレスを溜めない為の私なりの護衛なのかもしれません。

さぁ、今回のドラマの話は不妊治療を掘り下げるという回でした。
おかげで自分とも照らし合わせてこんなに長い記事に・・・汗

次回からは、どんどん表にでてカミングアウト合戦が見れるんでしょうかね?
本当面白いドラマだと思います。
木曜22時が待ちきれません!