【第8話】「隣の家族は青く見える」不妊治療中の人が見て思うこと【ドラマ感想】

2018年4月1日

こんにちは、いちまるねっと1まるです。

いよいよ体外受精の詳しいお話です!

はじめに

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現在不妊治療中の私が、このドラマを見ての感想を綴っていきたいと思います。
不妊治療中の記事に関してはこちらをどうぞ。

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不妊治療に関しては、まだまだひよっこで、こんなところで躓いているの?これから先は長いわよ?と多くの先輩方に言われてしまいそうですが、これもまたひとつのケースと思って見ていただけたらと思います。

  • 1まるの不妊治療歴
    ・約1年避妊せずに妊娠に至らない
    ・夫も私も一通りの検査済みで、お互いに特段異常なし
    ・現在は卵管造影後のゴールデン期間中でタイミング療法中→人工授精を検討する段階に入る
    ・もうすぐ30代半ばに差しかかろうとしている

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第8話のあらすじ

隣の家族は青く見える〜第8話〜 | ストーリー – フジテレビ

 奈々(深田恭子)と大器(松山ケンイチ)は、大器の実家が営む焼き鳥店『いがらし』を訪れる。その際、琴音(伊藤沙莉)は、娘の真奈を保育園に入れて職場復帰するつもりだと奈々たちに話した。すると聡子(高畑淳子)は、まだ早過ぎると怒り出し、琴音と大ゲンカになってしまう。

帰宅した奈々と大器は、浮気騒動の前のように仲睦まじい関係を取り戻していた。

朔(北村匠海)は、真一郎(野間口徹)がボランティアで講師を務めている塾で、中学生に交じって勉強を始める。

渉(眞島秀和)は、母親のふみ(田島令子)にゲイであることをカミングアウトしたものの理解されず、それ以降、ふみからの電話を無視し続けていた。朔は、そんな渉のことが心配でならない。

一方、ちひろ(高橋メアリ-ジュン)は、亮司(平山浩行)の息子・亮太(和田庵)が、もうすぐ誕生日だと知り、亮太の為にケーキを作ることを決意する。料理が苦手なちひろは、奈々にケーキ作りを手伝ってもらうように頼む。

そんな中、片岡医師(伊藤かずえ)のクリニックを訪れた奈々は……。

感想

いよいよやってきた体外受精の回。
心してみていたのですが、なんともセリフが早い早い。
体外受精に関する説明がポポポンポンとめまぐるしく進んでいきました。
体外受精に関しては詳しく

https://www.houdoukyoku.jp/posts/27213

のドラマ内サイトのホウドウキョクという所にお医者さんから詳しく書かれています。
上記サイト内の引用なのですが、

体外受精と顕微授精の両方を含めた、胚移植1回あたりの妊娠率は、30歳で42.1%、35歳で38.1%、40歳で26.1%と、年齢とともに下がっていきます。
また妊娠後も、流産・死産してしまう可能性があります。
最終的に出産に至る確率は、治療1回あたり30歳で21.5%、35歳で18.4%、40歳で9.1%となります。
出典:妊活の最終手段『顕微授精』の前に心得ておくこと「受精と妊娠は違う」 

なかなかシビアです。
実は、私もそろそろ人工授精にステップアップかなーという時期だったので、今かかっている先生に聞いて来たんです。
そしたら、私の場合は、人工授精よりもタイミング法をもう少し続けてみて、もし目処をつけてできなかったら人工授精をすっとばして体外受精をおすすめされました。
そういうパターンもあるんですね〜。
まぁ、確かにそうなんですけどね、科学的、理論的には。
私たち夫婦の場合は、本当に何一つ不妊検査にひっかからないのです。フーナーテストもクリア。
むしろ数値的にはどれもとてもいい方。しかも年齢もどちらもまだ若め。
ということで、計2年くらいを目処にできなければ、体外受精へとステップアップとなりました。
もちろん、これに至るまでには夫婦でたくさん話し合いましたよ!
いろんなパターンがあるし、色んな人がいるので、この不妊治療に関しては、一概にこれがいい!とは言えないんですよね。
ただ、こういうこともあるよ、って事だけをお伝えするだけで、それに対して無理強いも強くおすすめもできないなぁと思います。だって、あとは当人同士の問題ですから。

回のドラマでは、義理妹の琴音は娘を1歳から保育園に入れたいと保活宣言。
子供が産まれてからもまた”活動”をしないといけないと、もう色々大変ですね。

今回は、深キョン、義理母、夫の3人でのやり取りのシーンで、

「もし自分が不妊治療をしていないまま授かっていたら、きっと不妊治療をしている人の立場になって考えることができなかったかもしれない。」
「立場が変われば考え方も変わる」

という、とても印象的なシーンがありました。
私もここには同意見で、不妊治療をしてみて(まだまだひよっこなのですが)、まかりなりにも不妊という勉強をするようになったし、人工授精や体外受精、検査の大変さ、苦痛さ、生理が来てリセットするときの気持ち、そういう一つ一つのことが体験や経験をしたことによってわかるようになりました。
若かりし頃の自分は、結婚してしばらくしたら子どもがいるもの、という固定概念があったので、既婚者でしばらく子どもがいない方に、ズケズケと「お子さんは・・・?」ということを聞いていました。もちろん、欲しいか欲しくないかも聞いていたとは思うのですが、何も知らない無知な私は何の気遣いや配慮もせずにいたんだなぁ、と振り返っています。

まぁ、だからこそ、そのような若い人がいたとしても、まぁ、そうだよね、とそんなに気にすることもないですし、もし今、そういう子ナシのカップルがいるとしたら、少しでも配慮できる自分になっているのではないかな、と思います。

そういう事もあり、もちろん授かれないのはなかなかいいとは言えないのですが、そういう経験はそれはそれで肥やしになっているかなと思うのです。だから、ま、いっか!っていうね。
楽観的ですね。

さぁ、ドラマはもうクライマックスです。
見栄はり夫婦の妻と夫はちゃんと話し合ってわかり合う事ができるのか、ゲイカップルのお母さんも和解する事はできるのか、事実婚カップルにかんしてはもううまく行きそうかな、って感じですけどね。
そして、今回のドラマの予告でなんか奈々の不穏な感じ、あれは一体なんなのか?!
次回が最終回でしょうか?
楽しみですね!

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