【第2話】「隣の家族は青く見える」不妊治療中の人が見て思うこと【ドラマ感想】

2018年3月7日

こんにちは、いちまるねっとの1まる(https://twitter.com/I_maru3)です。

赤の他人の4世帯住宅、入居して早々に住人同士の喧嘩勃発しました!
まぁ、あのメンツだとそうなりますよね笑
今後映画阪急電車のように、少しずつ他人が繋がっていいようにはたらいていく、みたいな展開になることを期待して、ドキドキしながら見ていきたいところですね。

現在不妊治療中の私が、このドラマを見ての感想を綴っていきたいと思います。
不妊治療中の記事に関してはこちらをどうぞ。

いちまるねっと|不妊治療カテゴリー

不妊治療に関しては、まだまだひよっこで、こんなところで躓いているの?これから先は長いわよ?と多くの先輩方に言われてしまいそうですが、これもまたひとつのケースと思って見ていただけたらと思います。

  • 1まるの不妊治療歴
    ・約1年避妊せずに妊娠に至らない
    ・夫も私も一通りの検査済みで、お互いに特段異常なし
    ・現在は卵管造影後のゴールデン期間中でタイミング療法中
    ・もうすぐ30代半ばに差しかかろうとしている

そして、不妊をテーマとしつつ、他の複雑な環境が絡み合っているドラマなので、不妊とは関係ないドラマの内容も紐解く、というテイストもあります。

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第2話のあらすじ

隣の家族は青く見える〜第2話〜 | ストーリー – フジテレビ

 奈々(深田恭子)と大器(松山ケンイチ)は、不妊治療の専門医・片岡(伊藤かずえ)の助言に従って、タイミング法を実践し始める。

仕事を終えて帰宅した奈々は、共有スペースの花壇で花を見ていた朔(北村匠海)に出会う。部屋の中にいた渉(眞島秀和)は、奈々と朔が談笑しているのに気づき、慌てて朔に電話して呼び戻そうとする。戻ってきた朔に、余計な詮索をされないよう、他の住人とは関わるな、と釘を刺す渉。すると朔は、ふて腐れて別の部屋に行ってしまう。

亮司(平山浩行)は、ちひろ(高橋メアリージュン)には内緒で、再び名古屋にある元妻の実家を訪れる。だが、亮司の息子・亮太(和田庵)は、母の死にショックを受け、いまだに亮司とは何も話そうとしなかった。

一方、深雪(真飛聖)は、手作りのマフィンを持って、ちひろや渉、奈々の元を訪ね歩く。その際、深雪は、花壇の水やりやゴミ出しのルールなどを話し合うために月イチで行われる定例会を月2回にすべきだと提案するとともに、みんなでバーベキューパーティーをしたいと言い出す。

感想

ドラマ前半に、だいぶ不妊治療に関する場面があったのですが、ドラマラストに、男性同士カップルが共有スペースでキスしているところを深キョンが目撃するという面白くなりそうな展開で終わったことやら、その直前には高橋メアリージュン演じるちひろと女は子ども産んでこそ本当の幸せであるというのを押し付ける小宮山深雪が大げんか!!っていう盛り上がる場面が後半に盛り込まれていて、前半の不妊治療に奮闘する深キョンはなんだか本当にあっさりと薄めな印象になってしまっていて、面白いドラマだなぁと思いましたw

今回も4組の夫婦のお悩みをクローズアップしていこうと思います。

1、不妊治療に悩む夫婦(深田恭子、松山ケンイチの五十嵐奈々、大器夫妻)

初回のタイミング法はリセットで撃沈。
※リセットとは、子どもを望む女性が避妊しないでタイミングを取ったのにも関わらず、生理がきてしまうこと。基本的に、不妊治療は生理周期で換算するので、生理開始から28日目→生理開始0日、スタートといった風に、その周期がリセットされた、という事からだと思われる。ちなみに、リセットは俗語で、医学用語でもなんでもないので医療機関では使われていない。

初めてちゃんとした医療機関で妊活を行なったのだから、妊娠するかも!って、私もなんか思っていました。今までは独自のタイミングだったけど、今回はちゃんと根拠があるし、タイミングもバッチリのはずだから・・・とね。
だから、意外と不妊治療を開始して早々のリセットは落ち込みます。
えー、まじか、ちゃんとした医学的根拠に基づいてもだめなんだ、ってね。

リセットされたので、また婦人科の予約を取り、病院へ行く奈々。そこで提案されたのは、卵管造影検査でした。そう、ホルモン検査、感染症検査など、一通りの検査が1回の周期で終わったら、だいたいこの卵管造影検査が次の周期で行われます。
めっちゃ痛いです。
ドラマではそれほどオーバーには表現していませんでしたが、マジで痛いです。
ま、でも数秒だけですけどね〜。
卵管造影検査をした時の体験記はこちらです。よかったらのぞいていってください。

【不妊治療】卵管造影検査体験記

ドラマのお医者さん(伊藤かずえ)は、「痛みを伴うこともあります」って言っていましたが、私が行っている病院では、「痛みを伴う検査です」とハッキリ言われました。
そして、大腸内視鏡とかの検査を受ける前みたく、ちゃんとした説明があり、前日、当日の禁止事項やらやらないといけない事など、結構ありましたよ。まぁ、詳しくは体験記をご覧ください。

そう、忙しい現代人。タイミングが取れない時だってあるんですよね。
ウチはそうでした。1年て言ったけど、その間に、どれだけちゃんとタイミングが合ったのかなんて、全然わかりません。むしろちゃんと取れていた時なんて少ないと思います。
ちょうど長期出張があったり、私が体調崩したり、転勤、引っ越しがあってそれどころじゃなかったり・・・ドラマでは、会社でトラブルが急遽起こり、対応に追われてしまう、という事が描かれていました。
夫婦の時間が義務的な作業になってしまい、なかなかしにくくなったり、そういう事も出てきます。難しいですね。でも、ドラマの奈々も言っていたとおり、もう、治療の域なので、そこは仕方のない事なんだと思います。ドラマのお話が進んで行く度にステップアップしていく不妊治療を見られるので、本当にタイムリーなドラマだなぁとありがたく思えてきました。

2、子どもを持ちたくない女性がいる夫婦(平山浩行/亮司、高橋メアリージュン/ちひろ)

さぁ、自分の子どもをどうするか、って感じだと思いきや、もう引き取る気満々でしたーー!
これは今のパートナーのちひろになんの相談もなく言うのはよくない!!非常に良くないですね。言いにくいことでも、そこは言わなきゃいけない。そんな大事なこと。
言わないで子どもは引き取られる覚悟決まったのに・・・次回はこのパートナー間で争い勃発しそうですね。
そして、子どもと会っているパートナーを見てしまって、そのショックを引きずったまま共有スペースでのバーベキューに参加させられ、そこで小宮山妻に土足でベッタベッタと踏み込まれ、ガチギレ。まぁ、そうなるわな。ドンマイ。

3、LGBTの男性同士カップル(北村匠海/朔(さく)、眞島秀和/渉)

渉の会社の同僚である渉に気がある女性、橋本マナミは、これ、気づいたんじゃないかしら?さくとの関係。さくがマナミさんを見る目で。
そして、ここはさくが一生閉じこもって生活していかなきゃいけないの?と渉に言うんですけどね。渉としては悩みますよね。だってカミングアウトしたくないんだもの。
でも、さくは愛しくてそばに置いておきたくて・・・言ってしまえば楽になるかもしれないというのは、都合のいい話で、実際は偏見の目を向ける人も少なくないから、難しい問題なんだと思います。さくみたくオープンにしても別にいいと思っている人だけではないわけで・・・
キスシーンを見られたのが奈々だったからよかったですね!!奈々とさくは仲良しになりそうで、何も知らない大器が嫉妬して・・・と進展ありそうで面白いです。

4、見栄っ張り恐妻家の夫妻(真飛聖/小宮山深雪、野間口徹/小宮山真一郎)

小宮山夫が五十嵐家にキターー事によって家族間の距離がグッと縮まりそうですね。
でも、目の前でもなんでも、家に人が来るんなら直前でも一報は入れないとだめよ。
急病人とかで緊急事態ならまだしもさ。
セクシーな格好はきゃー///で済むけどさ、きったない格好してる時ありますよ?正直。
とても他人様には見せられませんぜ、っていうね。漫画「ほたるのひかり」の干物女みたくね、ちょんまげしてたり、ジャージだったり、防寒のためにダッサい格好で雪だるまみたいになってしまったり。
それ見られる方が正直いやですね。絶対いや。ダメ、絶対。
さて、メアリージュンと大げんか。そして、みんないるところで!どう変わるんでしょうか。この奥さん。夫も強く言えないのがなんか不憫ね。きっと、怒ったら手がつけられないし、怒りの感情をあわらにしてこっちに向けてほしくないしで、複雑なんでしょうね。
うちは喧嘩するときはお互いに言い合いますけどね!

私がグッときたポイントはココ!

 

ラスト、キスシーンを奈々が見てしまったところ!!!!
これが全てです。もう、全部持っていかれました。
奈々でよかったですね!本当に面白くなりそうで1週間後が待ち遠しいです!