【第1話】「隣の家族は青く見える」を不妊治療中の人が見て思うこと【ドラマ感想】

2018年4月1日

こんにちは、いちまるねっとの1まる(https://twitter.com/I_maru3)です。

はじめに

”妊活”をテーマにしたリアリティのあるドラマが始まりました。
フジテレビの木曜劇場は、過去には瑛太と尾野真千子演じる「最高の離婚」、だいぶ前になりますが、上野樹里演じる性の問題をテーマにした「ラスト・フレンズ」など、なかなか名作がポンと出てくる枠ですね。
※「ラスト・フレンズ」は今回のドラマと同じプロデューサーのようです。

現在不妊治療中の私が、このドラマを見ての感想を綴っていきたいと思います。
不妊治療中の記事に関してはこちらをどうぞ。

いちまるねっと|不妊治療カテゴリー

不妊治療に関しては、まだまだひよっこで、こんなところで躓いているの?これから先は長いわよ?と多くの先輩方に言われてしまいそうですが、これもまたひとつのケースと思って見ていただけたらと思います。

  • 1まるの不妊治療歴
    ・約1年避妊せずに妊娠に至らない
    ・夫も私も一通りの検査済みで、お互いに特段異常なし
    ・現在は卵管造影後のゴールデン期間中でタイミング療法中
    ・もうすぐ30代半ばに差しかかろうとしている

そして、不妊をテーマとしつつ、他の複雑な環境が絡み合っているドラマなので、不妊とは関係ないドラマの内容を紐解く、という感じになりつつあります。。。^^;

第2話の感想はこちら
第3話の感想はこちら
第4話の感想はこちら
第5話の感想はこちら
第6話の感想はこちら
第7話の感想はこちら
第8話の感想はこちら

第9話の感想はこちら

 

第1話のあらすじ

隣の家族は青く見える〜第1話〜 | ストーリー – フジテレビ

 スキューバダイビングのインストラクターをしている五十嵐奈々(深田恭子)とおもちゃメーカーに勤務する大器(松山ケンイチ)夫妻は、小さなアパートで暮らしながら資金を貯め、コーポラティブハウスを購入する。同じコーポラティブハウスに住むのは、結婚を控えたバツイチのスタイリスト・川村亮司(平山浩行)とネイリストの杉崎ちひろ(高橋メアリージュン)のカップル、二人の娘を持つ商社マンの小宮山真一郎(野間口徹)と深雪(真飛聖)夫妻、そしてこのコーポラティブハウスの設計も手掛けた建築士の広瀬渉(眞島秀和)だ。

子どもが大好きな奈々と大器は、1年ほど前から子作りを始めていた。そんな矢先、大器の妹・琴音(伊藤沙莉)が、家業の焼き鳥店で働く糸川啓太(前原滉)の子を妊娠。夫の健作(春海四方)と店を切り盛りする大器たちの母・聡子(高畑淳子)は大喜びし、次は奈々の番だと期待を寄せる。

奈々たちが帰宅すると、共有スペースでは小宮山一家が餅つきをしていた。さっそく手伝い始める奈々たち。その際、奈々は、渉を訪ねてきた青木朔(北村匠海)と出会う。実は朔は渉の恋人で、渉と一緒に暮らすつもりでいた。

早く子どもが欲しいと願う奈々は、大器を説得し、不妊治療専門のクリニックを訪れる。そこで奈々たちは、1年以上避妊していないにもかかわらず妊娠に至らないのは不妊症と言える、という片岡医師(伊藤かずえ)の言葉にショックを受け……。

感想

このドラマには、複数のテーマがおそらく『子ども』というキーワードを元に展開しています。
4組の家庭が、シェアハウスの現代版、シェアスペースのようなものが設けられるいわば赤の他人と暮らす4世帯住宅のような場所に住み始めます。
その4組の家庭について、まずは紐解いてみましょう。

1、不妊治療に悩む夫婦

よくある「男性方は不妊とは無縁である」と思っている夫。だけどもそこは夫の職場の後輩が不妊にある程度の知識があり、先輩知らないの?とスムーズに話がトントンと進み、そこは解消していくのですが。。。今後授からない状況が続いた時の夫婦の心境がどう描かれていくのか、楽しみなところです。
ちなみに、夫の実の妹はデキ婚してしまう、という、まさに正反対の状況も盛り込まれてきました。こう相反するものをドラマとして盛り込むと、比較対象が明確でわかりやすくなりそうですよね。欲しいと思っていないところに子どもができるのに、なんで強く欲しいと望むところには授からないのか・・・永遠の相容れない人類の不均衡だと思います。

2、子どもを持ちたくないと強く望む女性がいる夫婦(事実婚らしい)

ここの男女はまた複雑そうで、彼(平山浩行)はバツイチで、小学生?くらいの子どもがいるが、元妻方に親権があり、その元妻が事故で突然死してしまい、子どもは両親ともにいなく、おばあちゃんと暮らしているが・・・という状況下のなか、彼は離婚して親権を手放したとはいえ、自分の子どもをこのまま親がいない子どもにしてしまってもいいのか、そして、新しい女性との結婚式も控えていて・・・というなんとも複雑な心境になりそうな環境です。

3、LGBTの男性同士カップル

ここがまたホットな話題を組み込んできましたね。
LGBTに理解がない人、私の予想では、4の妻あたりが、「子どもへの教育に悪いから嫌!」みたいなことをズケズケと言いそうな展開がありそうな予感です。
私としては、なぜ、そうだと自分でわかっている人が、ああいった4世帯住宅に住もうと思ったのか。だって気にしていて、知られたくないと思う人だったら、そんなプライバシーが半分ないような場所にわざわざ住みませんよね。
金輪際誰とも恋愛的なお付き合いするということをせずに、独身を貫こうと覚悟を決めてのことだったのか、(突如好きな人があらわれて速攻ゆらいでましたけど。)それとも本当は、どこか理解をしてもらいたくてだったのか、はたまた、家族を見ていたら自分も子どものために女性を愛することができるようになるかもしれないと踏んだのか・・・今後これに触れられることがあるかは謎ですが、心境を描かれるのを期待しています。

4、子どもはいるが、”お金持ちの華やかで絵に描いたような幸せな暮らし”という固定概念があり、それに強い執着がある妻がいる家族

初めて顔を合わせた時から、子どもを持ちたくないという女性の価値観と、女性は子どもを産んで育ててこそ一人前である、そしてその価値観を他人にも押し付ける、という人がバチバチしていました。
皮肉なことに、子ども産むべきという妻は、いらないという女性に対して、ブランド物のバッグや、華やかなパーティーなどの場所へ参加しているという点に嫉妬するんですよね。自分もそういうお金持ちで華やかな社交場でオホホウフフしたかったのでしょう。
だからきっと、自分が持っている最大の幸せという名の武器である、「子ども」で相手を攻撃したくなるのかもしれませんね。

さて、肝心の私の思いなのですが・・・

私がグッときたポイントはココ!

松山ケンイチと深キョン演じる夫婦が、初めて不妊治療のクリニックで、医師から告げられたシーン。

「不妊治療をする覚悟はありますか?」

ここですね。刺さりました。
そうなんです。生半可な気持ちではすぐに挫折します。精神的にも浮き沈みが激しくなり、とてもじゃないけど一人では耐え抜くことはできません。
夫婦の問題に、夫婦2人ともの覚悟があるか、との問い、ドラマとして訴求力があるなぁと思いました。感心感心。

いや、実際のところ、1まる家では、夫の方が強く子どもを望んでいたので、検査や治療にも私以上に積極的だったのです。看護師曰く、「レアケース」と言っていました。
友人も夫がなかなか協力的ではない、検査に到るまで半年もかかった、といった声も聞いていたので、うちの夫は本当希少なんだと思います。
病院に行き、タイミング療法となると、「いついつにタイミングを取ってください」と言われます。そう、なんの迷いもなくセックス日の指定をされるのです。
子どもが欲しい妻ならまだしも、そんなに協力的ではない夫、男性からすれば、なかなか複雑な心境になるはず。実際、妊活EDという人も増えてきているのだとか。

男性の精液検査の結果に異常がないと聞いた松山ケンイチ演じる五十嵐大器は、俺じゃなかったと言わんばかりの安堵の表情を浮かべます。
デリカシーちょっとないかなと思う人もおられましょうが、私はむしろ、異常なし、と結果が出た時に、もっと不安になったので、やっぱりその辺りの感覚は人それぞれだなぁと感じました。
どちらかに異常があってほしかったと思う人だったので。。。
異常があった方が「治療の余地がある」と思ったのです。
不妊治療という名前はついていますが、特に異常が見つからない場合、どこも悪いところがないのに「治療」をするのです。
ゴールのないマラソンをしているというか、終わりのない戦いに挑む心境ですよね。

私の場合は、それ以上の体験をまだしていないので、今後ステップアップで、フーナーテスト、人工授精、体外受精、などとなった時に、何かしらのできない理由が見つかるかもしれませんが…

今度は金銭面、体調面での負担との戦いになりますよね。
卵管造影でもきつかった私が、今後のステップアップに耐えられるのだろうか。。そうならないうちに、気づいたら授かった!となるのが一番ですね。

自分とも重なる部分も多く、また、その他の家庭との関わりで、お互いがどう変化していくのか、とても楽しみなドラマでした。
今後も期待したいです!